ほんのちょっとの場所 > 07年読書総括 / 34冊

■ 今年の読書を振り返って。

 特に目標もなければ指針もなく読み始めたのですが、 「読んでみたかった本」「再読したい本」「新規開拓」を バランスよく出来たかなと思っています。


■ 年間ベスト5冊

1.三浦綾子「ひつじが丘」
2.横山秀夫「クライマーズ・ハイ」
3.恩田陸「チョコレートコスモス」
4.灰谷健次郎「天の瞳」
5.五條瑛「Revolutionシリーズ」

「ひつじが丘」と「クライマーズ・ハイ」は、私の中では圧倒的な存在感を誇っており、 どちらを1位にあげようか迷ったのですが、最終的に女性ならではの感性を大切にした「ひつじが丘」を押しました。 ”人を許す”真のそれは未知で、こんなにも大変なことなのだなぁととても心に残る作品でした。 「ひつじが丘」が女性の感性ならば、「クライマーズ・ハイ」は男性ならではの仕事と職場での関係、そして思い出。 繊細に綿密に描かれた心情描写にはぐっと迫ってくる何かがあります。 3〜5位については、これまた順位をつけるのは難しいかったのですが、 「チョコレートコスモス」の、次は何が起こるのだろうという期待に対しての鮮やかな手法がため息もので、とても魅力的だったので。 「天の瞳」については、既読なのですがとにかく暖かくてほっとするような内容なので、ぜひとも読んでいただきたく、 新刊を押しのけてのランクインとなりました。子供に対しての姿勢、子供の考えること、とても真摯に捉えている灰谷さんの作風が大好きです。 「Revolutionシリーズ」は内容が濃密で、シリーズの長さからするととても細かな複線が張り巡らされた作品だと思います。 これについては、現時点ではまだ未完。2012年ごろに完結されると思われるので、出来れば追っていきたいなと思います。 ランク外になってしまいましたが、 ・歌野晶午「葉桜の季節に君を思うということ」恩田陸「蛇行する川のほとり」 も、次点としてあげたいと思います。 前者は全体に張り巡らされたトリックがすばらしく、後者はストーリーの展開がとてもすばらしい。


以上、今年のベスト読書でした。来年については、やはりそろそろ「もう一度読んでみよう」 「読みたいと思っている作家さんの本を読もう」を目標にして、引き続き読みたいと思っています。
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